WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

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ジ『ユノ…』

ユ『今こっちくんな…』

冷蔵庫に凭れながら何処か悔しそうにしてるユノにため息を吐き

ジ『だから言ったでしょ?急に迫るなって…お前人の話ちゃんと聞けよ。』

文句を言いながらユノに近付き

ジ『どうして彼女がユノを怖がってるか分かってないでしょ??』

ユ『…んなのわかんねぇよ‼俺にはあんなに怯えてんのに他の…ジェジュンにはあんなに心許してるみたいに!?』

ジ『だからお前は馬鹿って言ってるだよ。あの人はお前を…お前だけを男として見てんだよ』

呆れた顔をしながらユノの頭を叩き

ジ『俺達が近付いても怖がらないのは異性と感じてないからだよ??俺の事泣きながらずっとジェジュて呼んでたし??ジュンスに至ってはじゅんちゃんって呼んだだろ?でもお前の事はどうだ??

あの人お前だけは「ユンホさん」って呼んでたの気付かないのか??』

ジェジュンの言葉にはっとなりながら顔を上げて

ユ『ユノじゃなくて…ユンホさんって??』

ジ『うん、初めはユノって呼んでたけど部屋から出たらお前を愛称じゃなくてちゃんと名前で呼んでたんだぞ??』

ユ『ユンホさん…///』

ぐふっと笑うユノにまた頭を叩き

ジ『気持ち悪い顔すんな。とにかくお前が急いで迫ったりアプローチすると戸惑ってあの人泣くからな??ちゃんとゆっくり時間をかけて近付いてやんなよ??』

ユ『でも…俺こんなに好きになったの久しぶりだからどうしたら良いのか…』

自分の行動の浅はかさに項垂れ

ジ『知るかよ…まぁ紳士になれば良いんじゃないのか??』

苦笑しながらリビングの方に目をやり

ジ『ほら、向こう見て?あんなに楽しそうに笑ってるよ?あの笑顔をお前は側で見たくないのか?』

ジェジュンの言葉に顔を向けると楽しそうに洗濯物を畳み話してる姿が目に入り

ユ『…見たい』

ジ『だったらユノ、お前がまずする事はなに』

真剣な顔のジェジュンを見て

ユ『謝る…それと…ハグもした…いで‼』

ジ『ハグは余計だ‼謝って許して貰えたら握手で我慢しろ‼本当に節操なしって呼ぶぞ‼』

ユノの耳を引っ張り怒っていて

ユ『分かったから引っ張るな‼痛いって‼』

ジ『ほら、じゃあとっとと謝りに行くよ‼』

耳を引っ張られたままギャーギャー言いながらリビングに向かった。

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ユ『いってぇー‼』

ジ『お前何考えてるんだ‼この馬鹿‼

ヌナ…もぅ大丈夫だから??ほらおいで??』

ジェジュンがまた手を広げ自分に優しく笑ってるのを見て気が緩みぼろぼろ泣きながら抱き付き

「ふぇーん、怖かったよぉ…ユンホさんがぁぁ」

鼻水を垂らしながら泣きじゃくり

ジ『うん、あの馬鹿がごめんね??風呂場からいなくなったと思ったら…ユノ‼ヌナに謝って‼』

慰めるジェジュンが後ろに居たユノに怒鳴りながら鬼の顔をしていて

ユ『…俺、別に悪いことしてねぇし。柵から落ちそうだったのを後ろから支えただけだ‼それを何で泣かれなきゃいけねぇんだよ‼』

ジ『…教えないと分からないのかよ…お前本当に考えが無いんだな‼そんなんだからいつも振られるんだっていってんだよ‼』

口喧嘩がドンドンエスカレートしているのをただ泣きながら聞いていて

ユチ『ただいま~何怒鳴ってるんっすか??』

チ『外まで丸聞こえですよ??』

ジュ『サム‼どうして窓開けたまんま喧嘩してるのぉ??』

ゾロゾロ帰ってきた弟達が二人の間に入り

ユチ『ひょん、とりあえず中に入ろう??ヌナ震えてるよ??』

チ『ユノひょんもそんなところに座ってると風邪引きますよ?』

ジュ『僕暖かいの作ってくる~』

のんびりした口調のジュンスが台所に行きユチョン達に部屋の中にズルズル入れられ

ユチ『で、何があったんっすか??ヌナめちゃめちゃ泣いてるじゃないっすか??』

ソファーに座りながらもジェジュンから離れず泣きじゃくる摩衣に首をかしげていて

チ『ヒョン達はピリピリしてますし?ちゃんと説明してください??』

むすっとしてるユノ、泣いてる摩衣を宥めながらもユノを睨むジェジュン、多分原因の摩衣は号泣。

何が何だか分からない二人に…

ジ『うはは~牛乳が膜だらけになったんだなぁ~』

一人ゲラゲラ笑いながらリビングに来たジュンスにガクッと項垂れ

ユチ『ジュンス~空気を読もうよ…』

チ『ジュンスヒョンにそれは皆無だと…』

ジュ『なんだぁ~どうした??

はっ‼ヌナが泣いてる‼誰だぁヌナを苛めたのは!?』

やっと摩衣の状況に気付きジェジュンを押し退けずいっと顔を近付け

ジ『ちょ‼ジュンス何して…』

ジュ『ヌナ~泣いたら大きいお目目取れちゃうっよぉ~ほら、僕が笑わせてあげる~』

そう言うとジュンスが目の前で変顔を始めて

「…」

目をパチパチさせながら見ていて

ジュ『んーこれじゃ駄目??じゃあこれは??』

次々にジュンスが顔と物真似をしていて

ユチ『ジュジュンス??それは…』

チ『アイドルの顔じゃ有りませんね…』

ユ『(…どうしてあんなに怖がって…)』

ユノがしかめっ面をしてるのをジェジュンだけが気付くも黙っていて

「…ふふ…じゅんちゃん…駄目だよ…そんな顔ファンが見たら 笑」

やっと笑った摩衣に誰もが笑みを浮かべ

ジュ『へへ、ヌナは笑ってる方が良いよ♪』

楽しそうに笑う二人にユノがこっそりキッチンに行くのをジェジュンが追いかけてた。

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ジ『じゃあ今日の夕食はこれにして、俺ちょっとユノの様子見てくるからヌナは洗濯物取り込んでて??』

「はぁーい」

ピシッと手を上げるヌナの頭を撫でてやりドスドス足を鳴らしながら風呂場に行きドアをドンッと開け

ジ『ユノ‼お前は何考えてるんだ‼』

ユ『んージェジュア??これ泡がスッゲー事になってるんだけど…』

凄い剣幕で入るも泡だらけの風呂場を流していて

ジ『お前…どうしてそんなに泡だらけなの!?洗剤遣いすぎ‼』

飛び散ってる泡を流しながら文句を垂れていて

ユ『だって綺麗にしないとあの人嫌だろ??それより何を怒って入ってきたんだ??』

空気を読めないユノに青筋を立てて

ジ『お前馬鹿??あの人怖がってたぞ。だいたい順序がバラバラ‼あんなに急に迫ったらお前警戒されて嫌われんだから‼』

ユ『別に迫ってない~あれは俺が女の人落とすときにいつもしてたけど…??』

キョトンっとするユノに呆れて

ジ『そんなんだからいつも振られるんだよ。良い??あの人は今までの子達と違ってゆっくり時間かけて仲良くならないと。男に免疫無いみたいだから。それと…今度あんな風に迫ったら二度とお前近づけさせないから』

ドスの効いた声でユノに形勢して

ユ『どうしてジェジュンにそんな事されるんだよ‼』

ジ『あの人俺を母親みたいに思ってるから‼子供を守るのは親の役目でしょ!?俺の許可無しにあの人に迫ったら…皆の前で殴るからね』

ジロッと睨むジェジュンに両手を上げ降参ポーズを取っていて

ユ『でも、ジェジュンが隠さないで良いって言ったじゃないか??』

ジ『俺もあんな急にお前が迫るとは思わなかったよ‼たく、とにかくあの人の為にも段階ちゃんと踏んで上げて??ちょっと良い雰囲気出してると思ったら…』

ブツブツ言い始めたジェジュンを他所にいそいそと風呂場から逃げて摩衣を探していると洗濯物を取り込んで居る姿を見付け目を輝かせ

ユ『誰も居ないよな??摩衣~♪』

「…‼なんですか??」

ユノの声にビクッとなり強ばった顔をしながら振り向き

ユ『(あれ、何だかさっきと違う…)風呂掃除終わったから俺の洗濯物取りにきたの~』

ニコニコしながら近付くユノに後退りし

「あ…明日の準備ですか??今取り込んでてしまうんで待って…」

苦笑しながら洗濯物を指さし

ユ『…何か怖がってないですか??』

「‼‼うっううん‼そんな事ないよ??変なユンホさんですねぇ~」

ドンドン近付くユノに冷や汗を掻きながら首を振るも指が震えてしまい洗濯物を落としそうになっていて

「あっ落ちる…」

ユ『ちょ‼危ない‼』

柵の向こうに落ちそうな洗濯物を慌てて掴むと背中が温かくなり

ユ『もぅ落ちたらどうするんですか…』

バックハグで後ろから支えられ全身に震えが起きて慌ててユノを突飛ばし

「…はっ‼すいません‼びっくりしちゃって…あの…大丈夫ですか??」

突飛ばしたユノを見ると目を開き固まっていて

ユ『どうして…ジェジュンには自分から抱き着くのに…』

また近付くユノに恐怖を覚え首をブンブン振って

「や…来ないで…」

ユ『ま…』ジ『このくそボケ‼』

後数歩で手の届きそうな距離になっり目をギュッと瞑ると目の前からユノが消えていて

ジ『お前本当に馬鹿なのか‼』

ジェジュンの怒鳴り声が響いていた