with love
「さて、そろそろジェジュは中に入って?
私は此処を少し片付けますから。」
ジェ『俺も…』
「大丈夫ですから。少し一人になりたいんで、お願いします」
ジェジュンの肩を叩き苦笑しながら部屋に入れ
「すいませんが明日の準備は自分達でやって貰えますか?今日は色々有りすぎて疲れちゃいました。」
部屋の中に居るユンホによそよそしく頭を下げジェジュンが振り返る前に窓を閉めまた柵に身体を預けてゆっくりタバコに火を付けた。
「酷い家政婦…ふふ、それが私にはお似合いだよね?」
一人笑いながら自分の悲願を思い出し
「願うことが子供の幸せ…か。なに綺麗事言ってるんだか?
私は…ただ傷付きたくないだけでしょ?
子供を理由に…逃げてるだけ。」
ふと、空を見上げ
「私は強くないよ…貴方の思うあの人のような優しさも強さもない…でも」
薄暗い雲を睨み付け
「もし、子供達やあの人達に何かしてみろ…絶対許さないから…そんなことやったら…
私はこの命を…
捨ててやる」
誰に言ってたのかは分からないけど…
私は薄暗い雲を睨みながら…
これからの事を覚悟して…
自分の気持ちに蓋をして…
「絶対に許さないから…」
小さく呟きながら火を消し後片付けをし中に戻った。
『…どうして…僕を…?』
悲しそうに呟く灰色の翼は…
涙を溢しながら消えていった。
私は…人を好きになりたくなかった。
寂しい想いをしたくなった。
でも…
気持ちはやっぱり正直だから…
たまにでいいから…
貴方を思って泣かせて?
幸せだろうが
不幸せだろうが…
一人の時はお願い。
泣かせてください。
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