WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

ジ『ヌナ~どれから作る??』

「私はこれを作ります。ジェジュはこっちお願い」

手際よく夕飯の準備に取り掛かり

ジ『ねぇ~ヌナはユノの事好きだよね??』

野菜を切ってるジェジュンが急にそんなことを言うもので持っていたおたまを落としそうになり

「なっジェジュ急にどうしたの??」

ジ『だってさぁ~ヌナ、ユノと話してるときいつも嬉しそうにしてるし??』

「それは…ジェジュにだけ言うけど」

おたまを持ち直しお鍋をかき混ぜて

「ユンホさんは憧れの人なの…あんなに格好良くて優しい人ってなかなか居ないし。側に居れるだけで幸せなんだぁ。他の人より贅沢出し

あっこれの味見してみて??」

小皿に味見様のスープを少し入れてジェジュンに渡し

ジ『憧れって…味少し薄いよ??

僕達は違うの??差別だよ~』

ぷりぷりしてるジェジュンに苦笑して

「勿論憧れの存在だよ??こんな得たいの知れない私を家族の様に迎え入れてくれてさ」

ジ『でも、俺やジュンス達はでしょ??

じゃあユノは??』

野菜を切ってるジェジュンに訪ねられて少し行き詰まり

「ユンホさんは…大好きな人だから。テレビの世界の人が目の前に居れば誰だって…ね??」

苦笑しながら味を足して

ジ『俺もテレビの世界の人だけど。まぁユノみたいに距離置かれるよりは良いけどね』

「別に距離を置いてるつもりはないんだけど…

正直ね…憧れじゃ無くて本気で好きになっちゃったりしちゃダメでしょ??」

苦笑しながら笑ってる私は胸が苦しくなり

「いつか…離ればなれになって寂しいのは嫌だし。線をしいておかないと…」

ジ『本気で好きになっちゃ駄目なの??』

「昔ね…元旦那さんに言われたの。一緒に居ても幸せじゃない…本気で笑えないって

友達とかはそんなの向こう変だっ言ってくれたりしてた…と思うけど…自信がないの」

お皿にサラダを盛り付けながらジェジュンを見て

「私は…本気で誰かを好きになっちゃったら重い存在なのかなって…そんなことを思ってる私なんかが幸せになって良いのかなって。好きな人に笑えないって言われてあのときから…」

黙って聞いてるジェジュンに胸の内を吐き出し

「怖いの…人を好きになる事が。また同じことを繰り返すかもって。またその人を無意識に追い詰めて行くことが」

お皿を並べ次の準備に取り掛かり

「まぁこんな風に思ってる事が駄目なんだと思うけどね。」

ジ『もし…もしもだよ??ユノがヌナを好きになったらどうするの??』

「そんな非現実な……そんな事興っちゃ駄目。ユンホさんにはもっと相応しい人が居るとよ…」

首を振る摩衣が寂しそうに笑い

「私はきっとその思いに答えてあげれない。

私の一番は…子供達だから。」

子供を思いだし右半身が痛くなるも何ともない様な顔をしながら冷蔵庫を覗き込み

「さっこんな話は此処までです。早く仕上げてしまいましょ??」

ジ『…分かった。でもねヌナ…』

料理を再開したジェジュンがこちらを見て

ジ『人を好きになる事は自由だから。もし、ヌナが…うちのメンバー誰かを本気で好きになっちゃったら自分の気持ちに正直に動いて??

辛くても…苦しくても…自分に嘘だけは付かないでね??』

おでこをコツンっとジェジュンに叩かれ

「その時は…ジェジュに相談するね」

笑いながら一緒に夕飯の準備をした。


ねぇジェジュン。ジェジュンの言ってくれた自由はね…私には辛い言葉だった。


だって…


私、皆の事忘れちゃうから…


だから…


好きって気持ちを隠すよ??


それが…一番だから

with love

ジ『ヌナ~ユノが話が有るって』

ユ『ジェジュンほんとに離せ‼千切れる耳が千切れるって』

「…うぴゃ///」

先程までユノの話をしてた為ビクッとしながら顔を真っ赤にしてるのを隠すようにうつ向き

ジ『ユノ煩い‼ほら此処に座る‼チャンミン達は自分の洋服片付けて‼』

ユノを摩衣の前に座らせチャンミン達に指示をしながら自分も隣に座り

ジュ『またヒョン達だけなの~??』

ユチ『まぁまぁ、ヒョンはヒョンで考えがあるんっすよ』

チ『ユノヒョン、またヌナ泣かせたら…僕がその耳食い千切りますからね??』

チャンミンの脅し文句にユノがビクッとなりながら何度も頷いていて

ジ『ほら、3人は向こうに行くの』

ユチ『はいはぁーい』

ジュ『ヌナ、ファイティン‼』

チ『早く終わらせて下さいね?』

三人が自分達の荷物を持って部屋に各自向かって行ってしまい

「(どうしよう…///)」

ユ『(何で切り出そう…)』

二人黙ったままうつ向き摩衣に至ってはモジモジしていて

ジ『(あぁ~もぅ両思いか…じゃあ俺は邪魔なかなぁ??)』

苦笑しながら立ち上がろうとするジェジュンの服を二人が握っていて

ジ『…何でお前も握ってんだよ??

もぅ‼言いたいことあるならはっきりしなさい‼』

『「ごめん、(なさい)‼」』

ジェジュンの声に二人一緒に謝り

ユ『え…どうしてヌナが…』

「…だって、助けて貰ったのに…お礼も言わないで泣いちゃって」

シュンッとなりながらユノを見て

「…あの…助けてくれてありがとうございます。それと…泣いてごめんなさい…」

子犬の様にしょんぼりしながら謝る摩衣に

ユ『俺こそ…咄嗟とは言え…その…抱き締めてすいません。』

抱き締めてっと言う言葉に真っ赤になりながら首を振り

「いえ…///恥ずかしかった…だけですから…」

最後は小さな声でボソボソ言っているもユノには聞こえてたみたいで

ユ『…じゃあ許してくれますか??』

「そんな…許すも何も…怒ってません。ただ…」

ゆでダコの様に赤くなる摩衣にジェジュンが笑いを堪えていて

「あの…恥ずかしいんで…急には…と言うか…その…」

小さく息を吐きユノを見て

「…あのですね…私あんまり…その…男の人に抱き締められるとか慣れてなくて…対処とかが分からないんです…///」

ユ『でも…ジェジュンやチャンミンの事は抱き締めたり…』

ジェジュンの服をギュッと握ってる摩衣の手が気になるも疑問をぶつけて

「それは…ジェジュは…お母さんみたいで…チャミは…その…息子みたいな感じだから。」

二人を愛称で呼ぶことを改めて確認して口元が緩むユノに気付かず

「じゅんちゃんは…弟みたいだし…ユチョは…お兄ちゃんみたいであんまり意識をしてないと言うか…」

ジ『(この人…無意識なの??スッゲー告白してんのに??)』

ユノをチラッと見ると摩衣と同じぐらい真っ赤になっていて

「別にユンホさんの事嫌いとかじゃないですよ??ただ…あまりにも男らしいからその…びっくりしたと言うか…怖かったと言うか…一番は…

恥ずかしいです。」

胸の内を吐き出しながらジェジュンの後ろに隠れてしまい

「だから…嫌いにならないで下さい。」

最後はか細い声で呟きジェジュンの背中に顔を押し付けてしまい

ユ『…ジェジュン…』

ジ『駄目だよ?じゃあヌナ、ユノと仲直りの握手しよう??』

ユノの目が雄になっていてギロっと睨みながら摩衣に優しく声をかけて

「…」

ジェジュンの脇から手をそっと出して目を瞑っていると温かいなにかが手を包んでいて

ユ『嫌いになんてなりません。ヌナにそう思って貰って嬉しいです。ありがとう。これから仲良くしような??』

優しく声をかけて来たユノに恐る恐る顔を出すと大好きな笑顔が目の前に有り

「…私こそ…ありがとう。」

嬉しそうに照れ笑いをしながらユノと握手をして

ユ『(やば…めちゃめちゃ可愛い///)』

ふにゃふにゃ笑ってる摩衣に指を絡めようとするとジェジュンにまた頭を叩かれ

ジ『それ以上はオンマが許しません。さて、仲直りも済んだ事だし…ヌナ、そろそろ夕飯に取り掛からなくっちゃ??家の可愛いマンネはそろそろ限界だと思うし??』

ユ『…チッ』

「はぁい~」

舌打ちをしてるユノに不思議そうにしながら立ち上がり

「ユンホさんも片付けて下さいね?夕飯楽しみにしてて下さい」

笑いながらそう言うとキッチンに行ってしまい

ジ『無意識って怖いな…ユノ、ファイティン』

ユノの肩をポンポン叩きジェジュンもキッチンに行ってしまい

ユ『…はぁぁあ( ´Д`;)あれは強敵だぞ…

でも…

意識してもらっとるなら…


絶対手に入れてやる


( ̄ー+ ̄)』

そう意気込んでるユノの言葉は誰にも届いてなかった。

with love

ユチ『で?どうして泣いてたんっすか??』

「ぅ…それは…///」

チ『どうして顔を染めるんですか?おっ??』

「だって…(言えない…恥ずかしくて泣いたなんて…絶対無理‼)」

ジュ『ユノヒョンが原因??』

ユノの名前が出るとボンっと顔を真っ赤にさせてモジモジしながらうつ向き

ユチ『そう言えば部屋に居るときもユノヒョンの側で泣きそうな顔してたっすね??』

「あ~えっと…それは…///」

チ『僕思ったんですけどヌナって僕達のファンなんですよね?じゃあ誰のファン何ですか??』

チャンミンのすっとんきょんな言葉に口をポカンっとあけて

ユチ『あぁ、俺も気になってたっす‼俺の予想はジェジュヒョンかユノヒョンかなぁって??』

ジュ『えー僕でしょ??』

洗濯物を畳みながら3人がズイズイ迫ってきて

「あの…その…えーっと、皆…かなぁ??」

苦笑しながら曖昧に答えて

チ『嘘ですね。おっ??隠し事が出来ると思ってるんですか?』

チャンミンに頬をつねられ

「チャミいらい…」

チ『正直に答えなきゃ離しませんよ』

片頬だったのが両方つねられ

「いらいって‼こたへるから‼」

チャンミンの手を叩き離せと言うようにチャンミンの頬をつねろうとして

チ『ちょ‼離しますから‼』

慌てて離したチャンミンを睨みながら頬を撫でて

「…言わないで下さいね…??」

むすっとしながら3人を見ると頷いていて

「ユンホさんのファンです…勿論皆好きだし格好いいけど…ユンホさんは…///」

そこまで言うとさっきよりモジモジしながら顔を真っ赤に染め上げ

「その…男らしいし……笑った顔が…///」

チ『…ファンって言うより一人の女性目線ですね』

ジュ『だからヒョンに対してあんなに乙女になるんだぁ~』

ユチ『ふーん、良いんじゃないっすか??ヒョン今フリーだし??』

「へ??何が?ユンホさんは憧れだよ?」

キョトンとしながら三人を見て

チ『えっ…好きなんですよね??』

「好きだよ??」

ユチ『近くに居るとドキドキするんっすよね??』

「心臓飛び出るぐらいドキドキするよ??」

ジュ『…うわぁ、ヒョン以上に鈍感な人なんだな』

「鈍感って何が??」

三人がため息を吐きながら自分を見てきて首をかしげていると一緒に居なかったジェジュン達がリビングに入ってきた。