WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

ユ『ごめん、また入るね?』

返事を待たず部屋に入ると摩衣は明日の準備をしていた。

「…どうしました?」

顔を上げず荷物を入れてる摩衣の隣に座り

ユ『…摩衣の幸せは本当に子供の笑顔だけ?』

「…」

俺の言葉にピクッと動くも黙ったまま荷物を入れていて

ユ『それが摩衣の幸せなら俺は邪魔はしないよ?

でもね…』

「うを‼」

急に顎を掴まれユノと目を無理やり合わせ

ユ『俺の想いは俺の物だから。それは否定しないで?

俺は、東方神起も…摩衣。

君を守って生きたい俺の想いを…ね』

優しく微笑むユノは自分の耳からピアスを外し私の耳に付け

ユ『お守り。仕事で一緒に入れないときこれが守ってくれる。俺の宝物だから絶対に外さないで??』

「どうして…そんな…」

ユ『君と同じ気持ちだから。俺は君の幸せを願う。例えそれが神の意思に背いてもね』

頭を撫でられゆっくり立ち上がるユノを目で追いかけ

ユ『明日は早いから準備したら寝なよ??』

笑いながら出ていくユノに何も言えず呆然としていて

「同じ気持ち…抱えちゃいけない気持ちなのに」

頬に一滴涙を流すも…

「ごめんなさい、

でも…ありがとう。」


貴方を好きになったこと


貴方が私の幸せを願ったこと


私は今までにないほどの…


安心と安らぎを感じた。


ねぇ、こうちゃん。

ねぇ、そうちゃん。


ママは願うよ。


貴方達の幸せを


そして…


彼らの幸せを。


そんなママを許して??


ママは…


「ユンホさん…貴方が好きです。例えこの想いが貴方に言えなくても…私は…」


私は…幸せを見付けたい。


そう想いながら…


いつのまにか眠ってしまった。

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摩衣がジェジュンを中に入れる時の顔は…


何か決断してた顔だった。


「すいません、明日の準備は自分達でお願いします。今日は色々有りすぎて疲れちゃいました」

苦笑しながらジェジュンを部屋に入れるとのそのまままた窓を閉めて俺達に背中を向けた。

ジェ『…ユノ、おれ…』

ユ『…今はそっとしとこう?俺達も準備があるしあの人も…な?』

ジェジュンの肩にそっと手を置き苦笑しながら一緒に部屋を出た。

ジェ『どうして…一人で抱えるのかなぁ?俺達の想いは…御荷物なの?』

ユ『…どうかなぁ…でも。』

ジェジュンと廊下で腰を降ろし

ユ『俺は…それでもあの人が好きだ。俺の想いがあの人を苦しめたとしても…

俺のこの想いが伝えられなくても

全身で伝えていく。

もしそれで何か起きても…


後悔はしない。したくないから』

フワッと笑うユンホの顔は…

優しく、でも何処か悲しげだった。

ジェ『ユノ、そっか。そうだよね?後悔だけはしたくないよね?』

立ち上がるジェジュンを見上げ

ジェ『俺も、出来るだけ頑張る‼ヌナに本当の幸せが何か分かって欲しい。

あんな自分の想いを押し込めるんじゃなくて…

何が、子供や自分の本当の幸せに結び付くか。』

そう言うと背伸びをして

ジェ『じゃ、俺は自分の準備して寝るね。ユノも早く寝なよ?』

にかっと笑いながら自分に手を振り部屋に戻っていった。

ユ『本当の幸せ…か。

ジェジュンの言ってた紳士的行動。ゆっくり焦らずか。』

一人笑いながら何か決意をして…


俺はもう一度あの人の元に行った。

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「さて、そろそろジェジュは中に入って?

私は此処を少し片付けますから。」

ジェ『俺も…』

「大丈夫ですから。少し一人になりたいんで、お願いします」

ジェジュンの肩を叩き苦笑しながら部屋に入れ

「すいませんが明日の準備は自分達でやって貰えますか?今日は色々有りすぎて疲れちゃいました。」

部屋の中に居るユンホによそよそしく頭を下げジェジュンが振り返る前に窓を閉めまた柵に身体を預けてゆっくりタバコに火を付けた。

「酷い家政婦…ふふ、それが私にはお似合いだよね?」

一人笑いながら自分の悲願を思い出し

「願うことが子供の幸せ…か。なに綺麗事言ってるんだか?

私は…ただ傷付きたくないだけでしょ?

子供を理由に…逃げてるだけ。」

ふと、空を見上げ

「私は強くないよ…貴方の思うあの人のような優しさも強さもない…でも」

薄暗い雲を睨み付け

「もし、子供達やあの人達に何かしてみろ…絶対許さないから…そんなことやったら…


私はこの命を…


捨ててやる」


誰に言ってたのかは分からないけど…

私は薄暗い雲を睨みながら…

これからの事を覚悟して…


自分の気持ちに蓋をして…


「絶対に許さないから…」


小さく呟きながら火を消し後片付けをし中に戻った。


『…どうして…僕を…?』

悲しそうに呟く灰色の翼は…


涙を溢しながら消えていった。


私は…人を好きになりたくなかった。

寂しい想いをしたくなった。

でも…

気持ちはやっぱり正直だから…


たまにでいいから…


貴方を思って泣かせて?


幸せだろうが

不幸せだろうが…


一人の時はお願い。


泣かせてください。