WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

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「じゅんちゃーん、明日の準備…」

ジュ『…』

自分の声が聞こえないのかパソコンにかじりつく様にゲームをしていて

「おーい、明日の準備しなきゃでしょ??」

ユチ『ヌナ、今のジュンスに声かけても聞こえないっすよぉ??そこまで集中してると…』

苦笑しながらソファーに座ってるユチョンが隣のジュンスをつついても微動だにせず

「でも…明日の準備しなさいってオンマが。」

苦笑しながらどうしたものかと頭を捻っていて

「さきに…ユンホさんの準備しちゃおうか。その間にじゅんちゃんが終わったら教えて??」

ユチ『了解っす。』

隣で本を読みながら手をヒラヒラさせるユチョンに頭を下げてユンホを探しに行き

「ユンホさん~何処に居ますかぁ??」

廊下を歩きながら各部屋をノックして回り

「居ないですねぇ~ん??これは…」

次の部屋をノックしようとドアの前に立つと床に色んな雑誌が置いてありそのまま固まってしまい

ユ『よし、摩衣が来る前にこれだけは捨てなきゃな…びっくりする…』

部屋の片付けをしていたユンホがドアを開けると固まっている摩衣を見て一緒に固まり

ユチ『ヌナ~ジュンスがやっと準備の…二人ともどうしたんっすか??部屋の前で固まったりして??』

ユチョンの声にユンホが意識を戻し

ユ『はっ‼ヌナ、これは…』

「…メイド…ナース…電車…人妻…SM…」

ユチ『ヒョン、どうした…あ!?ちょっとヒョン‼何俺たちのバイブル捨てようとしてるんっすか!?これまだ見てないんっすよ‼あっヒョンの好きなナースの新作なら俺のパソコンに…』

ユ『ユチョ!?このバ‼』

慌ててユチョンの口を塞ぐも周りの温度が一気に下がりおそるおそる摩衣を見ると

「すいません、お邪魔しました」

無表情になりながら頭を下げ二人に背を向け自分の部屋に入ってしまい

ユチ『…あっヌナの存在忘れてっていたたた‼ヒョン抜ける‼大事な髪の毛が』

ユ『お前どうすんだよ!?ヌナに嫌われたかもしれないんだぞ‼』

ユチョンの髪を握り前後に揺らしながら叫んでいるとジェジュン達が集まり

ジ『何騒いでるんだよ‼明日の準備終わったの!?』

チ『あれ、ヌナはどうしましたか??』

ジュ『どうして部屋の前にエロ本置いてるんだなぁ??ヌナに見られるよ??』

ジュンスの言葉に荒れていた二人の動きが止まり

チ『…まさか…』

ジュ『見られたの??』

2U『(冷や汗をかきながら頷き)』

ジ『…はぁ…ヌナ~入るよ??』

ため息を吐きながら他の四人を残して一人摩衣の部屋の中に入り中から鍵をかけて

ジ『何処にいるの??』

「ここ…」

窓が開いていて外から声がしジェジュンが行き

ジ『俺も一服付き合って良い??』

「…ん」

自分のタバコを差し出し隣を少し開けて二人で外の町並みを見ていた。

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「ご馳走さまでした。」

ジ『もぅ良いの??』

ユ『ほんとに少食過ぎないですか?』

ユチ『ヌナ、ダイエット??』

ジュ『ユチョンなに言ってるの?』

チ『ユチョニヒョンって本当にデリカシーが有りませんね??』

自分が挨拶をすると各自思い思いの言葉が飛んできて苦笑しながら立ち上がり

「…自分、普段があんまり食べないんです。1日食べない日とか有りますし。今日はいつもより食べれた方なんですよ??」

苦笑しながら自分の食器を持ってキッチンに行き

ユ『普段からこの量の少なさは…』

ジ『ちょっとダメだね。でも無理意地はさせられなし…それに…』

ジェジュンがマイを心配し自分も片付けるためにキッチンに行き

チ『1日食べない日って…』

ジュ『体力持たないんだなぁ』

ユチ『でも、本当にダイエットかもしれないっすよ??』

ユ『あの人とおまえを一緒にするな。ユチョンは少し痩せた方が良いと思うぞ』

ユチョンの一言に皆がギロっと睨みながら残りを食べていて

~キッチン~

ジ『…ヌナ~ちょっとこっちにおいで??』

キッチンの隅の方でジェジュンに呼ばれ

「なぁに??」

食器をシンクに置きトコトコジェジュンの側に行くと手を握られ

ジ『片付けはまだ大丈夫だから。はい、此処なら皆に見えないでしょ??』

優しく微笑み手のひらに小さなおにぎりが有り

ジ『やっぱりまだ一緒はキツかったんだよね??これ食べちゃって。中身は鮭入れてみたから』

「…どうして…」

顔をグジュッとさせ泣きそうになってしまい

ジ『大丈夫だよ。俺以外誰も気付いてないと思うから。ほら、そんな泣きそうな顔でいる方が怪しまれるよ??』

ジェジュンに頭を撫でられ頷きながらキッチンの隅に小さく体を丸めゆっくりおにぎりを口に入れだし

ジ『慣れるまでは俺がこうやってご飯持ってくるからね??無理して食べたりしちゃダメだよ』

「うん、ありがとう。それと…手間かけちゃってごめんなさい」

初日から同居人…それも自分の大好きなアーティストを前に食欲が出るわけもなく遠慮と何より…何もしてない自分が食事にありつけるっと言う後ろめたさが喉を通らない原因だった。

「ジェジュは…どうして分かったの??」

ジ『俺さ、家族多い中で育ってさ、此処に来てからもあいつらの面倒見たりしてたから何となくそう言うのわかるんだ。ヌナはさ誰よりも遠慮する性格っぽいし??

俺の勘違いなら良いなって思ったけど…キッチンに入ったヌナ見て、遠慮ってか、何か申し訳なさそうな顔してたし。それに…

ユノの事が気になって食べれなかったんでしょ??ヌナは鈍感な子かと思ったけど逆だったね』

クスクス笑うジェジュンにおにぎりを口に入れながらふてくされたようにむすっとして

「皆、私の事鈍感って言い過ぎ。ちゃんと空気ぐらい読めるもん。」

もぐもぐしながら頬を膨らませ

「それに…私食べ方あんまり上手じゃないからそんなの見られたら笑われるのやだもん。」

そう言いながらもご飯粒を床に落としていて慌てて拾い

ジ『ふふ、ヌナが大人っぽくし過ぎるのも逆に変だよ??人には人の食べ方や癖が出ちゃうんだからそこまで気にしないの。ほら、ご飯粒付いてるよ。』

口の回りに付いてるご飯粒をとってもらいながら時間をかけておにぎりを食べてしまい

「ふぅ、ご馳走さまでした。ジェジュ美味しかったです」

手に付いたご飯を子供の様に食べながらフニャッと笑い

ジ『御粗末様です。さっそろそろ片付けに入ろうか??あいつらもそろそろ食べ終わると思うしね♪』

腕捲りをしながら洗い物を始めるジェジュンの隣に行き一緒に片付けを始め

ジ『俺達が居ないときは遠慮しないでちゃんと食べるんだよ??』

「うん、でも一人で食べるのあんまり好きじゃないからその時はジェジュ側に居てね??」

ジ『ヌナは本当に寂しがり屋さんだね♪良いよ、俺が居るときはこっそり二人で食べようね』

「寂しがり屋じゃないもん。普通だもん」

ぷくーっと頬を膨らませながらてきぱき片付けを進めて行くと

チ『ヒョン、向こうの片付け終わりました。あとはこれをお願いします。』

チャンミンが残りの食器を持ってきて

ジ『チャンミナありがとう。じゃあヌナ、悪いけどジュンスの明日からの荷物の整理手伝ってあげて??多分今からゲーム始めると思うからその前に終わらせないと。後ユノのも。あいつ適当に入れるから向こうで足りなくなると本当に厄介だから』

「ジェジュオンマ了解です‼じゅんちゃーん??」

ビシッと敬礼しながらキッチンをジェジュンに任せてジュンスの元に向かい

チ『ヌナ、ちゃんとご飯食べましたか??』

摩衣が居なくなったのを確認してジェジュンの隣に行き食器を拭きながら訊ね

ジ『うん、おにぎり食べさせたから大丈夫だよ。でも良く俺が食わせたの分かったね??』

チ『ヒョンはヌナのこと一番気にかけてるしさっき何か握ってたの見えたから』

ジ『そっか、他の皆には内緒だよ??バレたら本当にヌナご飯食べなくなっちゃうから』

キッチンでこそこそ話ながら二人で同盟を組んでるのを他の三人は知るよしもなく

チ『内緒にするんでたまには僕とも一緒に食べるように言ってくださいね??僕もヌナのお世話しながら食べたいです。』

ジ『チャーもヌナ大好きなんだぁ♪慣れてきたら言ってみるね。それより…』

片付けを終わったジェジュンが不意に腕を組み

ジ『さっきヌナが俺の事オンマって呼んだよね??』

チ『ええ、ジェジュオンマってはっきりと。ヒョンは今からヌナのオンマですね♪』

オンマと言う言葉に腹を抱えて笑うチャンミンに蹴りを入れながらキッチンでふざけているのは皆には内緒です。

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ジ『ヌナ~早く早く‼』

「うにょぉ///ジェジュ~」

ユ『さぁーて早く食べて…俺のおかず減ってない??』

手を握られながらユチョンが座ってたであろうユノの隣の席に座らせられ

ジ『やっときたぁ‼俺の作ったチゲが無くなりそうだったから残して置いたよ♪食べて??』

「わぁ~ありがとー♪じゃあ私の作った肉じゃがと茶碗蒸しあげる♪」

キャッキャッと女子が一人増えたかの様に話してるジェジュンと摩衣をクスクス笑いながら見ていて

ユ『(ジェジュンまで女子だな。良いなこう言う雰囲気)』

ユチ『あれぇ~俺の座ってた椅子にどうしてヌナがぁ…』

チ『ヒョン、貴方はこっちです。とっとと座って下さい』

チャンミンが自分の隣を指差し

ジュ『ユチョン、ちょっと座れ』

ジュンスが珍しく声を低くしながらお箸で席を指していて

ユチ『ジュンスぅ??どうしたんっすか??そんなおっかない顔しちゃって??』

ジュ『…ユチョン、お前がフェロモンバカ禿だとは前から知ってたけど…』

チ『何、ヌナの可愛いお尻撫でてんですか??おっ??ユノヒョンが切れても可笑しく無い状況だったって分かってますか??』

チャンミンの言葉にユノの額に青筋が立ってるのが目に入り

ユチ『うわぁお。あんなに分かりやすいヒョンって新鮮っすね♪』

ヘラヘラ笑ってるユチョンにジュンスが思いっきり太股をつねって

ジュ『笑ってる場合じゃないんだな‼お前後でヒョンと部屋に帰ったら確実に』

ジュチ『背骨へし折られ(ますよ)るよ‼』

ユチ『二人して耳元で叫ばないで欲しいっすよ。大丈夫っすよ~ヒョン俺には優しいからそんな事しないっすよ♪』

太股を撫でながらヘラヘラ笑いながらおかずに箸を伸ばすと前からユノにおかずを取られ

ユチ『ちょ‼ヒョンそれは俺のっすよ!?』

ユ『あぁ??ユチョナはその豆でも食べてれば良いだろ??』

爽やかな笑顔でユノに豆を渡され

ユチ『…あれ、ヒョンもしかして相当怒ってる??』

冷や汗を流しながら笑顔がひきつり

ユ『何の事だか…(`Δ´)』

真顔で睨みながら食べていて

チ『だから言ったんですよユノヒョン相当切れてますよ??』

ジュ『あのヒョンの機嫌治すことお前出来るの??』

ジュンスとチャンミンが呆れながら食べていると

「あれ、ユチョもぅおかずないの??じゃあこれあげるね??」

摩衣がユチョンのお皿におかずがないのに気付き手を付けてない自分のを渡して

ジ『ヌナは少食だねぇ~これなら入る??』

「ううん、もぅいらない~あっちょっと待ってて??」

そう言うと席を立ちぱたぱたとキッチンに入っていき

ユ『…』

ユチ『ひぃ‼』

ジ『こら、ユノ。ユチョンを睨まない。ユチョンも早く食べなさい』

ユチョンを犯罪者の眼のように睨み付けてるユノの頭を叩き

「~♪ユンホさん、これ一緒に食べませんかぁ??」

キッチンから戻ってきた摩衣が手にしてたのはフルーツの盛り合わせで

ユ『…俺と??』

「うん♪ユンホさんもあんまりお箸進んで無いみたいだからこれなら食べれるかなぁって??皆にもデザート有るから食べてね??」

フニャッと笑いながらユノの隣に座り

「ユンホさんにはイチゴねぇ??私は~」

フルーツを食べながらニコニコしていて

ユ『…(何この人。めちゃめちゃ可愛い)』

悶えてるユノに気付かずサクランボを美味しそうに食べていて

チ『ユチョニヒョン、今の内にとっとと食べますよ。あの感じだったら機嫌治りそうなんで』

ジュ『ヌナ凄い。ヒョンのピリピリしてる雰囲気に気付かないなんて。』

ジ『もう人押しで完璧に治るかなぁ??』

ジェジュンの独り言に各自頷いていて

ユ『…ヌナ??あー??』

「ん??どれが良いんですか??」

カパっと口を開けてきたユノに適当にフルーツを口の中に入れてやり

「酸っぱくない??美味しいですか??」

ユ『ぅん、美味しいよ♪』

破顔しながら頷くユノに満足そうに笑い

ジ『…ヌナ~俺も欲しいなぁ♪』

「えー、これは私とユンホさんのだからダメ♪その代わり、ジェジュにはこれね」

もう1つ持ってきてたデザートをジェジュンに渡して

チ『バカップル見てるみたいです』

ジュ『あれを無意識に出来るヌナって強者なんだなぁ』

ユチ『…今度はヒョンの居ないときにじゃれよう』

溜め息を吐きながら食べ出した3人に気付かず幸せそうに笑ってる摩衣に皆が苦笑してたのは本人以外知らない事