with love
シ『こんなものか…ユンホ、ちょっと待て。俺も色々有るんだ…』
ユ『しかし‼』
ジ『ユノ…この人起きちゃうから少し声落として。』
社長が何処かに連絡をしていることに腹を立てながらジェジュンの側に行き
ユ『ジェジュン本当に大丈夫なのか??さっきの火傷みたいなのは…』
ジ『俺も分からない。この人と一緒に居たら急に背中が熱くなって…まぁ我慢出来る熱さだったから気のせいにしてたけど…』
苦笑しながら摩衣の手をまた握り返してるジェジュンに困惑していて
ジ『この人ねいってたの。皆と仲良くなりたい。家族みたいにって、俺さその言葉聞いたときあぁこの人は一人にしちゃダメだって思ったの。この人の痛みや苦しみが少しでも俺に来たら楽になるのかなぁって』
優しく微笑むジェジュンに俺は言葉が見付からずに居て
シ『よし、お前たち説明するぞ。』
電話を終えた社長が俺達の側に座り摩衣の頬を撫でながら俺を見て
シ『こいつは何かを思い出すと体が痛むことはユンホ話したな??それとは別に無意識の内に傷が浮かぶときがある。』
ユ『何ですかそれ、そんなおとぎ話を聞きたいんじゃ!?』
シ『おとぎ話じゃない。ジェジュンに起きた背中の熱さはこいつの背中の痛みを少し分けた事。ジェジュンがこいつを受け入れた証だ。』
ジ『受け入れたって…俺はただこの人の負担が減ればって願っただけですけど。』
困惑する俺達を尻目に社長は摩衣の頬を撫でると急に社長の姿が変わり
ユジ『!?』
シ『これは俺のもうひとつの姿だ。本当は明かすと色々面倒になるが見せた方がこれからの事が信じやすいだろ』
白髪のイケメンが目の前に現れ口をパクパクさせ
ユ『貴方は…やっぱり』
シ『まぁ、色んな呼び名が有るが俺の説明は省く。めんどくさいからな』
苦笑しながらゆっくり俺達を見て
シ『ジェジュン、お前はこいつを受け入れた時何を感じた?』
ジ『俺は…この人は普通の人じゃないと。何か不思議な感じが…はっきりとは分からないんですが』
シ『ユンホ、お前はどうだ??』
ユ『…目の前の光景を見れば何も浮かばないし夢でも見てる気分です』
シ『そう、夢かも知れないし現実かも知れない。こいつが何者で俺が何者なのかも。不思議な体験だな。』
他人事の様に話すその人は何処か懐かしい感じを出していて
シ『でもな、お前達二人はこいつを受け入れた。それは紛れもない現実。そして、遠くない未来こいつを忘れるのも現実になる』
ジ『忘れる?そんな事…』
シ『起こるんだ。それがこいつを家族の元に戻す最善策だからな。』
ユ『変です。だって家族の情報は!?』
シ『話せないし聞き出せない。もし此処でお前達に話せば…こいつは死ぬからな』
死の言葉を聞けば目を開き
ユ『死んでしまう??何故そんな事を俺達に!?』
シ『…ユンホ、お前がこいつを好きになってジェジュン、お前がこいつを救いたいと願ったからだ。』
ジ『俺達のせいですか…??』
目の前の人は首を降り
シ『違う…俺のせいだ。誰かを好きになることも誰かを救いたいと願うのもその人の自由だからな。』
悲しそうに笑うその人の頬は涙で濡れ始め
シ『俺が願ったからだ。守ってほしいと。こいつを心から愛して欲しいと。』
これほどの非現実を受け入れる事なんて誰にも出来ないのに…
俺達はどうしたら…
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