with love
ジ『聞きたいんですが…この人は家族愛されて無かったんですか??』
シ『いや、こいつの家族は心からこいつを愛してる。でも…こいつの心は何時も一人だったんだ』
ユ『一人ってだってこの人には…』
シ『昔、ある人に言われたらしい。一緒に居ても幸せになれない。幸せが何か分からない。一緒に居ても…笑えないって。』
ユ『!?何故そんな事が言えるんですか‼この人は誰よりも人の幸せを願ってる人なのに‼』
誰に言われたか分からないのにその人物に腹を立て
ユ『この人はそんな人の側に居たんですか??』
シ『今は一緒には居ない。そいつとは分かり合えなかったようだ。だがな、人は一度言われた事を忘れることは無いんだ。
一人の人を幸せに出来なくて…家族を幸せに出来るだろうか…
って考えが出てくる』
そう言う社長は摩衣に優しく額にキスをして
シ『幸せに出来てるよ。少なくとも子供達はお前が居ることで毎日笑ってたんだからな』
笑いながら頬に流れていた涙を軽く拭き取っていて
ジ『…泣いてるの??』
ユ『(何だ…胸がこんなに苦しく。この人の痛みなのか…)』
二人に顔を見せないようにうつむき泣きそうになる感情を抑えていて
シ『きっと家族の夢でも見てるんだろ。ユンホ、信じれるか?』
社長の言葉に首を振りたくてもこの人の痛みが伝わって来てることを否定出来なかった。
シ『ジェジュン、お前は身体の痛みの疎通。ユンホ、お前、意識の疎通が分けられる。』
ジ『ユノ…お前も何処か痛いの??』
ユ『…大丈夫だ。それが俺への役割なら分けてくれて構わない。この人が心から幸せと感じてくれるなら俺は…』
ジェジュンの手の上から摩衣の手を握り
ユ『…好きになったことを後悔しない。この先この人を忘れても…俺はこの人への思いだけは絶対に忘れない。』
ジ『ユノ…俺も。この人を本当の家族のように守るよ。体の痛みがこの人を守れるなら…』
優しく微笑み摩衣を見つめて
ジ『家族になることを後悔しない。この先この人を忘れても…家族を守れる思いだけは絶対に忘れたりしない。』
俺達は自分の思いを社長に伝えた。
この先悲しみが…苦しみがあっても…
愛せたことを誇りに思うことを。
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