WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

救急車の上に乗って病院までの道この格好にも慣れてきた頃シンが語り出し


『お前が危険を素早く察知したお陰で子供達が助かったが…本来なら子供のどちらかが大怪我するのが本来の定めだった。それをお前が観入した事でこれからの出来事に大きく影響する。』


「何それ…あの場で子供達が怪我をした方が良かったって言ってるの!?神様なのにそんな事望んでたの‼」


シンの胸ぐらを掴み殴り掛かりそうな勢いになっていて


『それが定めだったんだよ‼あの場で子供が怪我しても直ぐに良くなる筈だった‼それを…お前が助けた事でお前が死ぬかも知れないんだぞ‼』


「そんなの関係ない‼私は…あの子達が怪我をする方がイヤ‼痛い思いなんてして欲しくない。それを願うのが親でしょ…自分寄り子供を守る事が親の役目でしょ?」


涙を流し悲痛な声で叫び


「自己満足かもしれない…でも…あの子達が怪我をしてなくて安心したの。私で良かったって思った。だから…私の行動を否定しないで‼」


項垂れ、シンにすがるように泣いていて


『分かってる。もぅ起きた事だ、この時間を戻す事なんて出来ない。だから…俺はお前を助けたいと思って此処に居るんだ。掟に背いてでもお前を助けて守りたい』


すがり付く摩衣を優しく抱き締め


『お前が生きたいと願うなら…俺の思いを俺の願いを叶えてくれ。これから起きる事に目を反らさず苦しくても…頼む見てくれ』


そう言うと救急車が止まり大勢の人に自分が運ばれる声が聞こえ


『これからの事はお前が引き起こした一つ目の苦痛だ。』


摩衣を抱き上げた運ばれて行った手術室の前に連れて行くと…


泣き叫ぶ我が子達とそれを宥める親の姿があった