with love
「社長が説明します。自分はしばらく一人になりたいんで部屋に居ます。何か有りましたら声をかけて『替わりなんて思ってない‼』」
早口で言ってるあの人の声を遮るようにベランダに居た社長が酷い顔をしながら叫び
ユ『社長?(あれ、何か…変だ)』
シ『替わりじゃない…ただ…』
「…はぁぁーなんなん?あぁ?んな顔したらしてやるとでもおもっとっとね?バカじゃ?」
こめかみに青筋を立ちながら社長に近付き服の襟を引っ張り顔を近付けているあの人
ユ『(社長が若くなってた…それも何処か髪の色までも)』
あの人が日本語の方言で話しているのは内容が上手く掴めなく二人ぼそぼそ話し俺達から社長が見えないようにしていて
シ『…悪い…』
「とに、どっちが恩人か分からんじゃなかね」
項垂れていた社長の頭を撫でているあの人を見て
ユ『(やっぱり深い関係…側には…置けない)』
一人決心しながら日本語を聞いていると
シ『お前、やっぱりそっちの話し方の方があってるな…』
「喧しか、んで何が聞きたいと?早くして」
頭をゴスっと殴りシンから離れ背伸びをしながら体を少し動かしていて
ユ『(社長の頭殴った‼それにワンフレーズって?あの人は歌うのか?)』
黙って二人を見ていて
ジュ『ねぇあの人何か始めるの?』
ユチ『さぁ?でもワンフレーズってのは歌じゃないの?』
ジュンス達がこそこそ話していて
ジ『ユノ…あの人はやっぱり…』
ユ『うん、俺も…(替わりって…社長はあの人を誰かの替わりに?)』
チャンミンが静かなのが気になるもジェジュンと話していて断る事を前提にしていて
シ『得意なので良い。』
「得意って…はぁ~マジ少しだけんね」
頭をガリガリ掻きゆっくり深呼吸をしているあの人…。
その歌声は…優しく、だけど…
切なかった
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