WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

聞いたことの無い歌だった…


だけど…


「未来(きき)はどこへ 続くのだろう

君と出会い 別れた道

いつかまたここでと誓って

僕達は それぞれに向かって行った


約束した この場所には

今日も優しい色が舞った

僕は目を閉じ 君を待ちながら

あの夜の 続きを 眺めた


桜 降る夜に 君を抱きしめた

散り行く世界が 止まって映った

どうかこのままで ずっとこのままで

戻らない今を 繋ぎ止めようとした


だけど この先が 不安な日々でも

君が笑うなら 前に進まなきゃ

きっと大丈夫 離れたとしても

きっと大丈夫 ずっと繋がっている」


俺達の事を忘れてるのかあの人は何処か懐かしそうに歌っていて


「あれから数年が過ぎて

変わったことも 変わらぬことも

思い通りの 未来(いま)じゃなくても

君にまた巡り会う そう信じた


小さな不安と 希望に

胸の音を重ねながら

視界の中に 君の影を

感じては この手を伸ばした


振り向いた君 流れ出した時間(とき)

舞落ちる桜 二人を包んだ

止まった鼓動が 再び刻んで

永遠に続く 鐘の様に響いた


あの時のままに 君を抱きしめた

あの時より強く 強く抱きしめた

もう一度歩こう 一緒に歩こう

桜道がほら 明日へ続いている」


ユ『…(泣いてる…なぜ?)』


ジ『(あの人泣いてる…どうして?そんなに切なそうに歌うの?)』


あの人の声に自分達の中の何かが揺れていて


「一人きりで眺めた景色は どれも虚しいだけで

埋まらない心 君がいないせいだと気づいた

離れた時間の分 前よりも深く

君をもっと 好きになった


桜 降る夜に 君を抱きしめた

散り行く世界が 止まって映った

君はあのままで 僕もこのままで

だけど手を繋ぎ 進んでいたんだ


遥かこの先が 見えない道でも

君が笑うなら 前に踏み出すよ

だからさあ歩こう 二人で歩こう

きっと大丈夫 ずっと続いている」


「…やだよ…っぅ…」


歌い終わったと同時にあの人は涙も拭わず独り言をのように呟きはっとし口を抑え振り替えると自分達と目が合い


「…ごめんなさい…」


泣きながら謝りそのまま部屋に走っていった


ーーガチャーパタンー


それを追えず誰もが立ち尽くし


ユ『…あっ…えっチャンミン?』


チ『…』


隣に居たチャンミンがボロボロ泣いていることに気付き


ユ『チャンミンどうし…『あの人は…何を抱えてるんですか?』


チャンミンは泣きながら社長を見ると社長はずるずると座り込んでしまい


ジ『社長…なにが…?』


「…あいたいよぉ…あーぁぁ‼」


あの人が部屋で泣き叫んでいて…社長は耳を塞ぎ壁に寄り掛かっていた


ジュ『社長…どうしたの?』


ユチ『…誰にあの人は会いたいんっすか?』


ジェジュンがチャンミンの肩を抱き寄せ泣き止むまで背中を撫で


ジ『社長はあの人を誰の替わりに?あの人は誰なの?』


黙っている社長に苛立ちが隠せず


ジュ『!?ヒョンだめ‼』


ユ『社長‼あんたは一体何をしたんですか!?』


ジュンスの静止も利かず社長の胸ぐらを掴んで怒鳴っていた…