with love
いつもの蒸し暑い朝
「んーおはよぉ~あれぇ皆はぁ?」
『あんた遅すぎ、とっくに朝御飯食べて散歩に行ってるよ‼また遅くまで起きてたんでしよ』
「だってぇ~ユノの見てたら興奮して寝れなかったんだもん~」
夏休みの初日、仕事も無いから昨日は遅くまでDVDを見ていて…
案の定起きたのが10時 ワラ
家には母しか居なくキョロキョロしながら外を見て
「あー帰ってきてる~じゃあ眠気覚ましにちょっとチビとお父様を迎えに行こうかしら♪」
『今朝から隣で工事有ってるからね。気を付けて行きなさいよ』
そう言えばお隣さんが今日からお家を修理する為に明日からご迷惑かけますって挨拶に来てたなぁ~
「了解~気を付ける~」
そう言われても能天気な自分は軽く返事をしながら息子達を迎えに外に出て
「あっちー明日は川にでも遊びに行こうかなぁぁ~ってか工事近い‼これ木材とか落ちないのかなぁ?」
背伸びをしながら坂道を降りて行きながら工事現場を見ると奥の木材が揺れていて
「これ気を付けないと危ない…工事のおじさんに言わなきゃ…」
一人ぶつぶつ言ってると我が子が走っているのが見えてきて
『あーママ~そうたくんねあのね~』
『ママおはよぉ~』
元気な二人の姿に笑いながら近付いていると何処からか怒鳴り声が聞こえてきて
「こうだい、そうた!?危ない‼」
怒鳴り声と一緒に我が子の上に影が出来たのが見え木材が落ちてるのがゆっくり見え…
『『ママァァァァ‼』』
二人を押し退けたと同時に激痛が身体中に走り泣き叫ぶ子供達を最後に意識が途切れていた。
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