with love
夢を見ていた。笑って一緒に歩いてる…
子供達と…誰か分からないけど愛しく思う人
貴方は一体…
「誰なの…?」
目が覚め泣きながら手を伸ばすも空を切ってゆっくり腕を顔に起き小さく息を吐いて
「…準備しなきゃ…」
いつまでも泣いてられなく起き上がると隣に子供が居なく周りを見渡してみると
『ねぇママ、僕ねママの夢を見たの。ママが悲しそうな顔で笑ってるの…僕、悲しかった。もしかしたらママも僕達が泣いてたら泣くのかなって…そうだよね』
点滴の付いてる手を握り寝坊助の息子が自分に話し掛けてる姿を見つけて
『だからね…僕もぅ泣かない。ママが笑って目が覚めるまで絶対に…泣かない』
震える我が子の手を優しく握り
『だから…早く目を開けて…湊ちゃんと待ってるから、僕がママを守るからね』
無理に笑う我が子が頼もしく見え流れる涙を拭えなくも何度も頬を撫で
「ありがとう、貴方は私の素敵なナイトよ…早く戻ってくるから…それまでお願いね」
頬にキスをしゆっくり子供から離れて
「時間ですか?」
シ『あぁ、時間だ。行くぞ』
ドアの前に居たシンを見て頷きもぅ一度家族を見つめ
「行ってきます。」
頭を下げシンに続くようにドアの前に立ち
「私は笑って此処に戻ります。必ず」
シンと共に扉の向こうの世界に足を踏み入れた
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