WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

あの夢を見た


いつもと違い俺の回りには皆がいて


『ほら、側に居るから♪』


『僕たちはいつだって一緒になんだな』


『また会えるっすよ』


『そのときは…また御飯作って下さい』


優しく笑ってその人に手を伸ばし


俺達に向かって走ってくるあの人に


近付けなくて俺は泣きそうになりながらも笑って


『大好きだよ。例え離れてても側に入れなくても…必ず貴女を見つけて…この手に』


あと少しで手を掴めそうな瞬間


目の前からあの人が消えて…


暗い闇が広がった


『どうして…あの人に手が届かないんだ‼』


その場で悔しく崩れ座ってしまい


『今も泣いてるかもしれないのに…俺は』


床を何度も殴り蹲っていると…


誰かの声が聞こえた。


「いつも…私は一人なの?」


酷く悲しそうな…泣いてるの声


『あの人だ…何処にいる‼』


回りが見えなくあの人の声を頼りに闇雲に走っていた。