with love
ユ『はぁ…俺、何してんだか…』
部屋に帰らず二人が居る脱衣場の前に行くも自分の行動に若干嫌気が挿しやっぱり部屋に行こうとドアに背を向けた時中から話し声が聞こえてきて
シ『さっきは悪かった』
「さっきも言ったじゃないですか。もぅ大丈夫だっ……私も写真見ただけで心が揺れた事がびっくりだった…」
ユ『(日本語?上手く聞き取れない…)』
話し声が聞こえてくると壁に寄りかかり中の会話に聞き耳を立て
シ『…もぅ痛くないか?』
「…激痛走るとは思って……身体支えれなかった。あ…っ…」
ユ『(激痛って?写真のせい?…やっぱり何か大事なことを隠して?』
ポケットに入れている写真を握り締め
シ『だ~…って……、几帳面だな。見た目に寄らず。見た目も気に……プニプニに…ぞ…』
「はいはい、どうせ…よ…。大体どうしてさっきから抱き付いてるの?昨日の今日でどんだけ人の体触ってるんですか」
ユ『(何言ってるんだろ…それにどうしてあんなに仲良く話して…ドアちょっとなら…)』
脱衣場で騒いでる二人が気になりドンドンドアに耳を押し当てドアの隙間から中の様子を見ようと顔を近付けると
シ『でも、マジ怖かった。こんなに早くお前に激…ごめん…』
「謝んな、…少し顔色悪いよ?……休んで無いんでしょ?」
ユ『…////‼(なっ‼顔をあんなに近付けて…えっもしかして社長と原口さんって!?)』
優しく頬を撫でて見詰め合ってる二人を見て動揺してしまい横に積み重なっていた本に躓き
ユ『…っ‼うわぁ!?』
本の雪崩と共にがドアに頭を軽くぶつけしゃがみこみうずくまっていて
シ『ユンホ?何してんだ?まさか…覗き見か?』
ニヤニヤしながらユノの前に座り込んできた社長と目が合い背中に変な汗が流れ
ユ『いっいえ、そんなつもりは…』
シ『良い趣味してるじゃないか。ん?覗きは犯罪だって言った「はい、そのくらいにしてください。チョンさんも大丈夫ですか?ほら手を貸しますから立ってください。」
俺を弄る社長を押し退け小さな手が目の前に差し出され
「何処も怪我してない?危ないから気を付けて下さい。」
自分の行動を責めもせずフワッと微笑み優しく俺に話し掛けて罰の悪い顔になり
ユ『すいません。プライバシーの侵害をしてしまって…』
「そんな事良いよ。気にしなくて良いからさ。
それよりご飯食べた?少し量が少なかったかもしれないけど後は夕食まで待って貰わなきゃいけないからさ」
ユ『(小さい手だ…本当に男か?)
いえ、お腹が空いてなかったんで食べてないんです。それに俺の分はもぅチャンミンが食べてしまっていると』
差し出された手を握りゆっくり立ち上がりながらあまりにも小さな手にまじまじと見ていて
「…あの?自分の手に何か付いてますか?そんなに見られると…」
ユ『…あっ、すいません…』
いつまでも握ってる事にハッとさせられ慌てて手を離しながら謝るも原口さんが難しそうな顔をしていて
「じゃあ食べてないの?ダメだよ、ちゃんと食べなきゃ。」
ユ『(うわぁ、身長低い…それなのに何その目、大きい…落ちそう)』
一人悶々と考えて居ると心配そうに下から顔を除き込んで来た原口さんの大きな目と視線が合い
ユ『…うっ…あの…///(やば…‼仕草が…女性過ぎて目のやり場に…///)』
「ん?お腹空いてきた?まだちょっとしたのなら作れるよ」
シ『ククッ…ユンホお前って』
笑いを堪えている様な社長の声に慌てて顔を上げ原口さんから距離を取り
ユ『いえ、俺は夕食まで良いです。ちょっとランニングに行ってきます。
(このままだと…絶対変に思われる‼)』
一人バタバタしながらタオルを首に巻き付けランニングに行くと適当に言いながら脱衣場を出ようとするも俺の手にまた小さな手が伸びてきてきゅっと握られてしまい
「待って、何も食べないでランニング何てしたら倒れたりちゃうから。」
そう言うと俺の手を握っまま脱衣場を出て手を引かれながらキッチンに連れて行かれ
シ『あいつ家政婦に適任じゃないのか?』
楽しそうに笑う社長は後から着いて来るも騒がしかったリビングが嵐前の静けさになったのを見て爆笑していたのは後の話。
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