WITH YOU LOVE ME

ただ書き物がしたいが為の場所 ワラ
独り善がりの妄想劇です‼

with love

連れて来られたのは治療の終わった子供達が眠っている個室


両親も側で涙を堪えながら何か願うように祈りっていて


「降ろして…もぅ大丈夫だから…」


シンの肩を叩き肩から降ろして貰い子供達の側に寄り触れれない手で何度も頭を撫でていて


シ『説明しろ。さっきは何をしたんだ?』


「…声が聞こえたんです。あなたなら出来る、守れるから…自分を信じてってとても優しい声が」


ポツリポツリと話を始め


「その時私に何がって思ったけど…貴方が言った生身の体って言葉を思い出して私には生身の体があることを…後は無我夢中で泣き叫んだら自分の体を淡い光が包んで」


シ『そうか、そうか…やっぱりあいつが…守ってくれてるんだな』


摩衣の言葉には嬉しそうな声とは裏腹にとても悲しそうな顔で何度も頷いていて


「あいつって誰?私は誰に守られてるの?そもそもどうして貴方は私を助けたいと…神様は皆に平等じゃないの?」


シ『あぁ、神は皆を平等に愛して平等に生死を決めなきゃいけない…

でもお前はお前は違うんだ…お前は…』


悲しそうに笑うシンを見て


シ『お前は俺達の…俺の大事な人の魂を受け継いでるんだ…姿、形は違うが魂の色、そして誰かを守りたいと思う強く優しい心を持ってる。だから俺は…果たせなかった約束を守る為にお前の前に現れた。』


「私は…誰かの代わりじゃない。私は私…他の誰かの魂を受け継いでいても摩衣って人間です」


シ『分かっている…だけど、俺はお前を守りたいと願った。幸せを掴んでいて欲しいと願ってるんだ…自己満足でもそれでも俺は…』


何かを我慢しているシンにゆっくり近付き優しく抱き締め


「ごめんなさい、助けて貰ったのに貴方を責めてるね。それにまだお礼も言ってなかった。

ありがとうございます、私を子供達を助けてくれて本当にありがとうございます。」


体を震えさせ声を出さず泣いているシンに何度もお礼を良い優しく抱き締めていて


シ『お前何かこう言うの慣れてないか?』


「んなこと有りますか。イケメン抱き締められてラッキーと思ってるだけです。」


泣いた事が恥ずかしいシンはぶっきらぼうに言って来た事に苦笑しながら冗談混じりで返し


「教えて、私は何をすれば良いのか。どうしてこうなったのかも全て隠さず話して」


もぅ誰にも泣いて欲しくなかった。


笑って欲しかった。ただそれだけ…